風を見たくて

日々雑感

サパ ー1枚の写真から0

Posted by TOMY in 1枚の写真から,æ—…è¡Œ (月曜日 8月 5, 2013 at 23:14:09)

この写真は、2009年4度目のベトナムに行ったときの写真である。

ATMを覗き込む少数民族

ATMを覗き込む少数民族

このときは、3連休に1日有給を追加して、ベトナムから中国に抜けてくるというルートを取ることにした。いつも通り会社からそのまま空港に直行し、その日のうちにハノイに辿りつき、深夜の宿探しに苦労することになる。
ロビーで寝ている店番を叩き起こして、なんとかその日の宿にありついた。早速荷物を置いて屋台に繰り出すと、透き通ったスープのフォーが喉を通り抜けていく感触が夢なのか、その日会社にいたのが夢だったのか一瞬分からなくなる。次の瞬間饐えた街の臭いが急激にリアルの感触に引き戻す。

ベトナムという国は、日本と同じく南北に長いから、北と南では気候も異なるし、当然気質も異なる。また、北から南まで世界遺産が点在し見所も多い。元々高校時代にトラン・アン・ユンの映画に惹かれたのがきっかけであったが、このベトナムという国は食べ物も人の性質もつくづく自分に合っているものだからまた来てしまう。前回までで一通り世界遺産も巡ったので、今回は北部の少数民族の村を訪ねてみる事にしたのだった。

ハノイから国境の街ラオカイまで鉄道で8-10時間程度。そこからサパまではさらにバスである。深夜便に間に合えばと思ったのだが、着いた頃には駅も閉まっていたので、早朝から駅に向かい一番電車で発った。朝に出たのにサパに着く頃にはすっかり日が落ちていた。

サパの街は、ほとんどのが少数民族と分かる衣装を身に着けていて、ちょっとしたいた異空間である。夜市を手織りの織物などを売りに声をかけてくる少数民族を冷やかしながら歩く。山岳に棲む人々は、はにかみながら無垢の笑顔を惜しまない。闇夜に踊る鮮やかな民族衣装の色彩と、ベトナム語の6声の音がまたも現の感覚を失わせる。

翌朝、花モン族の市が立つバックハーを訪れるために早めに起きると、町は朝霧に包まれていた。朝早いというのにザオ族だろうか、子供や農産物を背負った少数民族が既に行き交っている。
ふと見ると、まだ若い母親と籠をしょった同じぐらいの年頃の娘がATMを不思議そうに覗き込んでいた。お金が出てくる不思議な箱にしか見えない事だろう。その姿を白人の旅行者がまたじっと見つめていて奇妙なコントラストを醸している。そんな姿を取ったショットである。ザオ族の娘たちは、それを撮っているカメラに気づくとやはりはにかんだ笑いをこちらに投げかけたのだった。

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