風を見たくて

日々雑感

依然マンパワー頼りのIT業界0

Posted by TOMY in 仕事,IT (月曜日 10月 25, 2010 at 4:38:48)

IT業界というと、一般的に合理化が進んでいると印象があるが、現場にいるとさにあらず、プロセスを改善したり合理化するのではなく、「人を増やして対応しましょう」なんて話が、しょっちゅう飛び交っている。

例えば、身近にライバルがいて、非効率的なことをやっているとコスト面で忽ち立ち回れなくなる生き馬の目を抜くような競争環境にあれば、そういった対応を切実に考えるのだろうが、一旦案件がとれれば安穏とやっていける、かかった費用はそのまま請求に回せるなんていう日本の環境だと、そうした圧は働かない。見えないところでこうした競争環境に身を置いて鍛えたインドや中国の企業が今後のライバルだということを、こうした働き方が身に染み付いてしまっている人たちは全く考えていない。

もうひとつは、会社としてコストがかかっていようと自分の金じゃないというサラリーマン意識が大きい。プロジェクトとなると、様々な会社の人間が一緒に働くことが多いが、主幹となるプロパー社員でさえコストをセーブしようという意識は乏しい。自分が社長だったらば、あるいは自分のポケットマネーだったらば決して使わないような使い方をしている。

こんなことだから、漸進的な思考だけで、一段飛躍した考え方ができない。いうなれば、段ボールの破け目を都度セロテープで補修しているようなもので、気がついたら段ボールよりもセロテープの比率の方が大きくなっているようなものだ。しかし、ものを入れておくことが目的であることに立ち返れば、早いうちにプラスチックケースに置き換えるといった根本的な発想ができたはずなのだ。そして、いつの間にかに戻れない状態に陥っている。しかしそうだろうか?セロテープだらけの入れ物を使うくらいなら、置き換えるのはいつになっても遅すぎるということはないのではないか?

この分野は、人の何倍ものパフォーマンスをあげることが可能であるのに、適性を無視して人月で判断しているプロジェクトマネージャや、そういった見方や常態化した長時間労働に慣れ過ぎたITエンジニア自身がスポイルしてしまっている。

これでは仕事が楽しくなろうはずがない。現場の和気あいあいなんて、目先事でしかない。この仕事をどうやって世界に通用するように、また面白くしていくか?そんなことに日々頭を巡らしている。


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