風を見たくて

日々雑感

裸でも生きる0

Posted by TOMY in 書籍 (Tuesday December 1, 2009 at 3:34:53)

バングラデシュにいったというと、最近ではグラミンフォンよりこの人の話題になることの方が多い。以前、新聞の一面に紹介されているのを見て初めて知ったときには、単に援助するのではなグラミンフォンのようにビジネスをしながら、人々の生活をよくしていこうという考え方に共感する一方、発展途上国で作成した鞄を高価で売る商いが成り立つのだろうかという疑問を持ったのを覚えている。

この本では、学校をサボって酒を飲んでいた中学時代や男子柔道部に入って県代表にまでなった高校時代、途上国開発の国際機関のインターンにもなった大学時代と、なかなか波乱の生い立ちが描かれるとともに、バングラデシュという途上国の現場に行き、大学院生、ビジネスを軌道に乗せるまでがつづられている。一貫しているのは、物凄い行動力で、自分もまあ行動力はあるといわれるほうだが、到底かなわない。

海の向こうの人とはいえ、人間関係を赤裸々に描いてしまうのはビジネス上いかがなものかと思うところもあるけれど、それはあくまで外野の目線。実践していないものが実践している人にとやかく言う資格はないのだ。マイクロソフトを辞めたジョン・ウッドもそうだが、社会企業家と呼ばれる人々はとにかく行動力がある。自分もいろんな国を見ながら、何か実効的で合理的なことをしたいと思っているが、いまだ見出せていない。

自分は女性物の鞄の価格感がよく分からないが、この本を読んだ後でも自分が買うのならこれらのバッグは高いと思ってしまう。所詮は家内製手工業製品だし、そこに独自の高度な技術があるように思えない。ただ、自分をアイデンテファイしてくれる物語のあるグッズとしてならば、たとえ高値だとしても買ってしまうものかも知れないと思った。

裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)
山口 絵理子
講談社
売り上げランキング: 614
おすすめ度の平均: 4.5

5 へこたれている場合じゃ無い
5 忘れていた情熱を思いだす
1 奮闘努力の甲斐あって・・・
5 この人はまだまだ大きくなる
5 目標を持つことの大切さを知る

クラウド・コンピューティング仕事術0

Posted by TOMY in 書籍 (Monday November 30, 2009 at 1:34:43)

相変わらずクラウド本がいろいろ出ているけど、玉石混交な状態。どちらかというと、Gmail使いこなし術とかスマートフォン徹底活用といったタイトルが適切ではないかと思う本も、クラウドという名を冠していたりする。この本もそんな一冊で、まああまりたいした発見もなかった。

本屋で、丸山不二夫先生のクラウド本をチラ見したので、 こちらも時間があれば読んでみよう。

クラウド・コンピューティング仕事術 (朝日新書)
西田 宗千佳
朝日新聞出版
売り上げランキング: 65106
おすすめ度の平均: 3.5

3 具体的テクニック
4 今まで以上にクラウド・コンピューティングについて深く考えさせられた。
3 仕事ツールガジェトのあれやこれやをてんこ盛り
4 クラウドの入門書的
3 クラウド・コンピューティング仕事術は言い過ぎかな

イスタンブールを愛した人々0

Posted by TOMY in 書籍 (Wednesday June 10, 2009 at 8:08:33)

山田寅次郎からアガサ・クリスティまで。元イスタンブール領事が書いた本なので、人物とのゆかりだけではなく、歴史的背景も書かれているので、日本とトルコの歴史的つながりを概観する上でも役に立った。トロイ発掘のシュリーマンがトルコではあまり人気がないことなど意外な発見もあった。

イスタンブールを愛した人々―エピソードで綴る激動のトルコ (中公新書)
松谷 浩尚
中央公論社
売り上げランキング: 92712
おすすめ度の平均: 4.5

5 イスタンブールに行くなら、あるいは行ったあとでも是非!
5 セレブたちが見た現代トルコ激動の歩み
4 激動のトルコ

ハチはなぜ大量死したのか0

Posted by TOMY in 書籍 (Friday June 5, 2009 at 13:05:02)
ハチはなぜ大量死したのか
ローワン・ジェイコブセン
文藝春秋
売り上げランキング: 81
おすすめ度の平均: 4.5

4 タイトル以外はパーフェクト
5 この謎に満ちた事件は、驚くべきことに“驚くに値しない”当たり前の結論にたどり着く
5 気になる「ハチ」について
5 神の見えざる手
4 正解は「放っておけ!」

面白い。
原題は”Fruitless Fall”。実りなき秋。
映画”Happening”にも描かれていたが、ミツバチがその死骸もなく北半球から急に消えた。これによって我々が普段食している蜂蜜はもちろん、ミツバチの受粉に頼っている果物、野菜まで影響を受ける。
slashdotでも取り上げられていたが、蜂群崩壊症候群(CCD)について書かれた書籍。最新情報だと、ノゼマ原虫が原因といわれている。
卵を食べてしまうことで保たれるコロニーのサイズの話や、蜂に香水浴させて受粉する蘭など改めて生物の面白さを感じさせてくれる。

トルコのもう一つの顔0

Posted by TOMY in 旅行,書籍 (Friday June 5, 2009 at 12:06:13)
トルコのもう一つの顔 (中公新書)
小島 剛一
中央公論社
売り上げランキング: 17900
おすすめ度の平均: 5.0

5 現在にも通じるトルコの素地
5 とても面白い本である。
5 ザザ語
5 何度も読み直してます
5 「存在しない人々」の声を聴け

アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝0

Posted by TOMY in iPhone,書籍 (Thursday May 21, 2009 at 4:28:40)

ジョブズとともにアップルを創業したもう一人のスティーブの自伝。ウォズに焦点を当てた書籍はかつて1冊あった(絶版になっているが、確か自宅の書棚の何処かにあるはず。書名は忘れた・・・)。
天才的なカリスマ、ジョブズとは対照的に、おっとりとした平和主義、道徳的でありながらいたずら好きなエンターテイナーの面が語り口ににじみ出ている。
電話をただ掛けできるブルーボックスを作っておきながら、親戚や友人にかけるときにはお金を払っていたというのは、独特の道徳観を示すエピソードである。
にせものの時限爆弾を作った話や、テレビ妨害機を作成して、写りの悪くなったテレビを直そうといろいろ試す人を観察するくだりは、いたずら好きな面をよくあらわしている。
AppleI、AppleII開発前夜、一心不乱に開発に打ち込む姿は、エンジニアとしては忘れかけた何かを思い起こさせられるものがあった。
最近、昔ほど無理がきかなくなった気がするけれど、開発に一心不乱に取り組んでみようと気持ちも新たになった。

アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝
スティーブ・ウォズニアック
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 22691
おすすめ度の平均: 4.0

5 楽しさいっぱい「ウォズの魔法使い」
3 話は面白いが、中身は薄い。
4 Appleに愛着を感じる一冊だ
5 面白い
4 人間的に好感が持てるキャラクター

物乞う仏陀0

Posted by TOMY in 書籍 (Wednesday February 25, 2009 at 12:48:05)

昨日の「神の棄てた裸体」作者石井光太の前作。アジアの物乞いや、娼婦、その中でもとりわけ障害を持った者にフォーカスしている。中でも、さらってきた赤ん坊をレンタルチャイルドとして物乞いに有料で貸出し、子供が成長すると、目を潰したり、手足を切断して物乞いに仕立てて上がりを徴収するインドのマフィアのアジト潜入ルポは、慄然とさせられる。

物乞う仏陀 (文春文庫)
石井 光太
文藝春秋
売り上げランキング: 157990
おすすめ度の平均: 4.5

4 醒めた目で見る現実
5 とにかく面白い
5 新世代の世界との距離感

マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった0

Posted by TOMY in 書籍,雑記 (Wednesday February 18, 2009 at 7:54:36)
マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった
ジョン ウッド
ランダムハウス講談社
売り上げランキング: 927
おすすめ度の平均: 5.0

5 優れた社会起業家を目指す人や、関心のある人にお勧め
5 < 計画を実現できるのはやはり情熱>
5 とにかく飛び込むこと!
5 俺にもできることって??
4 人生は自分で切り開く!!

成功はゴミ箱の中に―レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者0

Posted by TOMY in 書籍 (Sunday March 25, 2007 at 12:14:48)

成功はゴミ箱の中に―レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者未熟でいるうちは成長できる。成熟した途端、腐敗が始まる。」

とは、レイ・クロックのあまりにも有名な言葉だ。マクドナルドというと、故藤田田(デンと発音して下さい)といい名物経営者ばかりなのだが、レイ・クロックはハンバーガーを売るという意味で、創業者ではなかったが、実質のマクドナルドのフランチャイズ創始者であるところが異色である。

この本を呼んでて気づくのは、それぞれのビジネスにおいて取引相手や同僚をレイがバイネームで揚げているところが印象的である。そして、その人はどのような経歴であったか、その人とのどのようなシーンが回想されるかが描かれている。ここらかも、いかにレイ・クロックが人に興味を持ってビジネスしていたかが伺える。

もうひとつ特徴的なのが、フェアネスについて。あくまで自伝なので、客観的な正確さは図りかねるが、無茶な契約料などにも借金をしてまで、一つ一つ丁寧に対処して階段を上っていく様子は、何がそうさせるのかと思わせる。

これも、有名な逸話だけれど、兵舎でウォルト・ディズニーと一緒だったことなどが、さらりと書かれている。マクドナルドが成長する過程で出てくるそうした登場人物が、まさにアメリカの現代史そのものなのが、この本が単なる自伝に過ぎず、映画のような臨場感で伝わってくるゆえんである。

貧困の終焉―2025年までに世界を変える0

Posted by TOMY in 書籍 (Wednesday March 21, 2007 at 20:41:23)

貧困の終焉―2025年までに世界を変える いつも心を悩ますテーマがある。「日本の難病の一人の子供を海外で手術を受けさせる」のと「大勢の貧しい人々に病気の治療したり、予防接種を行う」のと、Donationするのならどちらにすべきかというテーマだ。難病の子供は、仮に治療を受けても生きながらえる可能性が少ない場合も多いし、貧しい人々は予防接種を受けたとしても、貧しい環境を抜け出せないだろう。そして、貧困に苦しむ人々はあまりにも多く、焼け石に水の状態ではなかろうか?また、死亡率の低下に伴って、成人までの生存者数が増えれば、人口はますます増えるのではなかろうか?などと考えてしまう。

そうした問題に、真っ向から取り組んできたのがジェフリー・サックスである。彼の主張のひとつに、貧困から抜け出せない国に対して先進国が貸している債券を帳消しにするというのがある。これは、ホワイトバンドなどの時もあった主張で、(ホワイトバンドのような胡散臭いのはキライだが)最底辺から抜け出させるためには、確かに有効な手段である。

一方で、現在、日本は世界随一の債権国である。日下公人氏のコラムにあるように、連鎖的に我も我もと言うことになると、もっとも損害が大きいのも日本だろう。仮に債権を放棄したとしても、日本くらいの生産能力があれば、そのくらいの負担に耐えることはできるだろうが、とはいえ、やはり経済的な影響は大きいわけで、貧困撲滅まではまだまだ時間がかかりそうだ。

Next Page »
 
      • カザフスタンビザ申請完了。ギリギリ前々日受け取りで間に合いそう。気を利かせて、トランジットではなく観光ビザに変えてくれたけど、その際に、必要なリコメンドレターは自分で記載 14 hrs ago
      • 東急東横線なう。新人?なのか、女性車掌さんの確認がやたら、凛々しい。 14 hrs ago
      • カイトもボチボチ上がり始めてます http://plixi.com/p/43353198 4 days ago
      • 現在浜です。風吹いてきました。底引き網の団体さんで、ちょっと賑やかです。 4 days ago
      • カイトショップに泊まり、今日もカイト三昧の予定。ただ、風がない・・・ http://plixi.com/p/43312595 4 days ago
      • More updates...

      Posting tweet...